インフィニティQ60 S 3.0T
公開 : 2016.11.21 05:50 更新 : 2021.06.24 12:36
V6搭載車には、 ‘ダイナミック・デジタル・サスペンション’ と呼ばれる電子制御の可変ダンパーも付く。
Q50をトライした際にあまりいい印象を受けなかった可変ステアリングだが、Q60には、その2世代目が組みあわされている。
ドライブ・モードとあわせて、ステアリングのレスポンスも選ぶことができる。従来のステアリング・システムに比べるとリアクションに優れているとインフィニティは説明。具体的には1秒につき1000回、適正化がなされているのだそうだ。
またラジエター・グリルを可変式にして、ドア・ミラーを小ぶりのものに変更することで、Cd値を0.28まで抑えることに成功した(といっても、現代の基準を考えるとさほど優れたものではないが……)。
ホイールアーチにぎっしり埋まるかのようにセットされるホイールは19インチ(標準)となり、望めば20インチを組みあわせることもできる。彫りの深いエクステリアもQ60らしいキャラクターを創出する。
■どんな感じ?
6気筒ユニットにツイン・ターボが組みあわされているため、予想通り速い。0-100km/hタイムは5.0秒をマークするため、249km/hのリミットまでもあっという間に到達してしまう。
7速オートマティック・ギアボックスも、いい仕事をする。おかげでタイヤがむやみに空転することもないのである。