フォルクスワーゲン、全従業員の5%にあたる30,000人をリストラ
公開 : 2016.11.19 04:50 更新 : 2017.12.14 12:31
フォルクスワーゲンは全世界で合計30,000人の従業員を向こう3年で解雇していくことで労働組合と合意した。この人員カットはディーゼルゲート・エミッション・スキャンダルの結果だが、ロイターの報道によれば、それと同時に自動運転およびEVの開発に人員をシフトしていくことにある。
2020年を目安にドイツでは23,000人が削減されるが、これがドイツの広範囲にわたるものか、ウォルフスブルグのヘッドクォーターのみなのかは明確になっていない。
フォルクスワーゲンのCEO、マティアス・ミューラーは今回の削減について「フォルクスワーゲン・グループの中心となるブランドの歴史の中でも、最大の現代化プログラムだ。」と語っている。
残りの7,000人の削減については明らかになっていないが、北米および南米でのカットが想定されている。また、BBCは、フォルクスワーゲンがこのリストラについて強制的なものではないとしている。
今回の人員削減は、全世界で610,000人が働く(うち1/5にあたる12,000人がドイツ国内)フォルクスワーゲンの全従業員の5%にあたるものとなる。
この人員削減の目的は、営業利益を2%から4%に上げることにある。リストラによって、年間€37億(4344億円)が浮くことになるという。
正式な発表は、現地時間11月18日にされる予定だ。