LAモーターショー:トヨタRAV4
公開 : 2012.11.29 19:39 更新 : 2021.01.28 18:34
トヨタは4代目となるRAV4のファイナル・プロダクション・モデルをロサンゼルス・モーターショーで披露した。
そのデザイン・コンセプトは新しいオーリスから影響を受けた大胆なものだ。全長は4570mm、全幅1845mmで、現行モデルよりも205mm長く、30mmほどワイドで、原型となる1994年の2ドアに対しては830mmも長い。ホイールベースは2660mmと100mm長くなっている。高さは1660mmと25mm低くなり、グラウンドクリアランスも10mm下がっている。
新しい5シーターのRAV4のサイズは、現在販売されているロングボディの7シーター・バージョンが無くなることを意味している。
新しいRAV4は、日本、中国、カナダで生産される。ヨーロッパを含み、その仕様は各々の地域に合わすためローカライズされるという。販売目標は年間100,000台だ。
そのデザインは、オーリスで導入した”キーン・ルック”で、スリムなヘッドランプ、スリークなサイド・プロファイル、低いルーフライン、スリムなグラスハウス、ブラックアウトしたピラーなどを特徴とする。そのスリッピーはシェイプは、現行モデルよりも空力的に4%優れるという。
インテリアもハイクオリティな素材を多少し、高級感を高めている。ベーシック・モデルであっても、タッチ・スクリーンのインフォテーメント・システムを持つ。
トランク・スペースは137リッター上がった547リッターで、トランクの下に更に100リッターのスペースを持つ。
ミッド・レンジより上のモデルには18インチ・ホイールが、その下のモデルは17インチが標準となる。
この新しいRAV4は、FWDと4WDの2つの駆動を選ぶことができる。最もダイナミックな設定は、4WDモデルに新たに設定されたスポーツ・モードだ。通常10%のパワーをリア・ホイールに分配するが、その状況に合わせて最大50%をデリバリーする。また、このスポーツ・モードは、スロットル・レスポンスとステアリング・フィールも変化させる。シリアスなオフローダーではないが、ほとんどの路面状況に対応することのできる能力をこの4WDは有している。
エンジンは、アイドリング・ストップを備えた122bhpの2.0リッター・ディーゼルに6速マニュアル・ギアボックスの組み合わせ、148bhpの2.2リッター・ディーゼルに6速マニュアルが6速オートマティックという組み合わせ、そして149bhpの2.0リッター・ガソリンはCVTと組み合わせられる。ハイブリッドの計画は今のところないようだ。
新しいRAV4は、来年3月1日の発売を予定している。サイズや装備の充実にもかかわらず、グローバルカーとして戦略的な価格が付けられることになるようだ。それは現行モデルよりもほんの少しだけ高くなる程度であろう。