スマート・フォーツー・エレクトリック・ドライブ
公開 : 2016.11.22 05:40 更新 : 2017.05.29 18:43
エネルギーはシート下のリチウム・イオン・バッテリー・パックに蓄えられる。17.6kWhの容量はこれまでと同じ。
バッテリー・パックのリチャージに要す時間も短くなった。7.2kWのチャージング・システムを用いれば、空の状態から80%まで2時間半で済むのだそうだ。
22kWのウォールボックスを選ぶこともできる。こちらならば、時間は45分まで短縮される。
■どんな感じ?
エレクトリック・ドライブを運転した感覚は、コンベンショナルなスマートとほとんど変わらない。そして、これこそがエレクトリック・ドライブの売りとなる。
電気マネージメント・システムはスロットル操作による加減速も簡単におこなえる。継続的に路面コンディションをモニタリングしてくれるおかげでエネルギー回生におけるレベルを柔軟に切り替えてくれるのもよい。
ギア・セレクターの隣にあるボタンを押して ‘エコ’ モードにすると、スロットル・マッピングが変わるうえ、制限速度も制限される。つまり効率性重視のセッティングとなる。
ちなみにバッテリーとマネージメント・システムが加わることによって、標準のフォーツーに比べると140kg重くなる(結果的に1010kg)。
結果的に0-100km/hタイムはやや遅くなっているのだが、トルクの立ちあがりが一瞬であるから、体感的には速く感じる。もちろん市街地の運転で力不足だと感じることはない。