アウディS3スポーツバック
公開 : 2016.11.24 05:50 更新 : 2017.05.29 18:13
4WDシステムにも変更が加えられた。パワーがリアに積極的に明け渡されることになったのだ。これで、以前のようにアンダーに陥ることは少なくなった。
インテリアでもっともわかりやすい変更は12.3インチのTFTデジタル・スクリーンに代わって、‘バーチャル・コックピット’ と呼ばれる液晶のメーターが加わった点である。
■どんな感じ?
ここ数年の ‘ファスト・アウディ’ に体が慣れているのであれば、現行S3も、まさにおなじだと説明するのが適当だろう。
インテリアはとてもよい。フィッティングも仕上げも、マテリアルの質感も、より大きいアウディのそれをふんだんに利用している印象だ。
フロント・シートとステアリング・ホイールの調整幅はギョッとするほど大きいし、スイッチの押し心地やそれぞれの配置もトップ・クラスなのだ。
テスト車には、7速の ‘Sトロニック’ ツイン・クラッチATが組みあわされていたが、こちらのペダル・ポジションと踏み心地も良好であった。