最強のエキシージ、ロータス・エキシージ・スポーツ380が登場
公開 : 2016.11.24 04:50 更新 : 2017.06.01 00:33
ロータス・エキシージのラインナップで、最速、最軽量、そして最もパワフルなモデルとなるエキシージ・スポーツ380がリリースされた。
昨年登場したエキシージ・スポーツ350を更に進化させたモデルで、エキシージがスーパーカーの領域まで近づいたともいえるモデルである。
車両重量は、今までで最も軽いエキシージ・スポーツよりも25kgほど軽い1066kg。パフォーマンスは、0-96km/h加速がが3.5秒、最高速度は286km/hというもの。
新しい空力パッケージがダウンフォースをアップさせると共に、エンジンのパワーも380psにまで引き上げられている。
ロータスのジャン・マルク・ゲールズは、「現時点でベストのロータスと言える。そして、このエキシージ・スポーツ380はスーパーカー・キラーだ。ポイント・トゥ・ポイントを走るには最高のモデルとも言える。」とコメントしている。
軽量化は、標準的なコンバーチブル・トップに代えてカーボンファイバー製が採用される他、アクセス・パネル、新しいリア・ライト・デザイン、リア・ウイング、エア・ブレードを備えたディフューザー、軽量ホイール、ポリカーボネイト製リア・ウインドー、リチウム・イオン・バッテリー、カーボンファイバー・スポーツ・シート、チタン製エグゾーストなどの採用によってなされている。
また、ボディはリップ・スポイラー、バージ・ボード、大きな固定式リア・ウイング、ディフューザーなどによってエアロダイナミクスが向上している。ダウンフォースは、トップ・スピードで140kgで、これはエキシージ・スポーツよりも60%向上したものとなっている。
シャシーはそのままだが、タイヤはミシュラン・パイロット・スポーツ・カップにアップグレードされる。また、ブレーキもAP製のエキシージ・スポーツ350よりも10mmほど大きいものが与えられている。
オプションのトラック・パックは、2ウェイに調整可能なニトロン・ダンパーと、アイバッハ製のアジャスタブル・フロントおよびリア・アンチロール・バーが与えられる。
この他、このエキシージ・スポーツ380ではサイドシルが10mmほど低くなり、アクセスが向上している。
インテリアは、アルカンターラが標準で、ロータスとしては初めてブルートゥースで連結できるインフォテインメント・システムを備える。
エンジンは、トヨタ・ベースの3.5ℓV6で、エキシージ・スポーツ350よりもパワーは30psアップした380ps、トルクも1.0kg-mアップした41.8kg-mとなった。
トランスミッションは6速マニュアルが標準、オートマティックは来年追加される予定だ。トランスミッションには、サーキット・ユースを考えてオイル・クーラーが装備される。
価格は、£67,900(950万円)で、エキシージ・スポーツ350よりも£11,000(155万円)ほど高い設定だ。
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