ロータス・エキシージ・スポーツ380

公開 : 2016.11.30 05:50  更新 : 2017.05.29 19:24

もちろん ‘トラック・パック’ を選ばなくとも十分に速い。350オーナーならば、さすがに嘆き悲しむほどではないが、350と380の違いは明らかにわかる。380の方が、回転が高まるに連れてパンチも増すのだ。それでいてリニアでコントロールもしやすい。走り込んで初めてよさがわかるのだなと感心する。

ボディが小さいのもよい。これほどダイレクトなステアリングはなかなかない。誰もが等しく楽しめるクルマではないが、だからといって常にドレイン・カバーを擦らないかを心配する必要はないし、段差を気にしたり、ドライブのたびにカイロプラティックに通うほど体がクタクタにならないのもよい。市街地でも十分に使える。

軽いカーボン・シートも長距離の移動に耐えうる。サイド・シルが低くなったおかげで乗り降りも(以前よりは)楽になった。ビスポークのラゲッジを作ってくれるサービスもあるため、数泊の旅も問題ない。

インテリアの完成度も高まっている。どこをとってもソリッドな印象だし、ブルートゥース接続ができるようになったのも嬉しい。エンジンもピーキーではなく、6速でクルーズすることも可能だ。

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