アウディQ5 2.0 TDI

公開 : 2016.12.06 05:40  更新 : 2017.05.29 18:13

新式のクワトロ4WDシステムが、かつてのセンター・デフを廃し、切替可能なリア・マウントのクラッチ・パックを採用した点にも注目である。ドライブトレインの摩擦が低減されるメリットがあるうえ、トラクションを必要とする場合に200ミリ秒でリアにパワーを受け渡すことができるのもよい。

結果的に現行型の燃費は先代よりも16%よくなり、CO2排出量は15%低減された。

■どんな感じ?

V6の3.0 TDIユニットを搭載したモデルは既にテスト済みだから特にそう感じるのかもしれないが、さほど速いとは感じない。しかし1750〜3000rpmにかけてたっぷりとトルクが湧きだす。だからといって音がうるさいわけではない。エンジンのヴァイブレーションがキャビンに入りこんでくることもない。

ほとんどの環境において十分なパワーだと感じるのが正直なところであり、ラウンダバウトの出口などでギアボックスが変速をためらうことを除けば非常にスムーズだと感じる。キックダウンも素早い。

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