アウディQ5 2.0 TDI

公開 : 2016.12.06 05:40  更新 : 2017.05.29 18:13

ホイール・トラベルが大きく確保されているため、乗り心地もゴツゴツしたところがない、というのがオプションのエア・サスペンションに対する印象。標準のスティール・バネや、より安価なオプションの可変ダンパーも今後試す予定である。

ドライブ・モードを ‘ダイナミック’ にしてコーナーに飛びこめば、ボディがぎゅっと引き締まった感覚を受ける。ただし、BMW X3ジャガーF-PACEほどの切れ味ではない。走りの欲望を掻きたてる類ではなく、あくまで安定感のなかにある速さを意識しているようだ。

英国仕様の場合、自動ブレーキ、レザー・シート、3ゾーン・エアコン、電動テールゲートは標準。12.3インチのバーチャル・コックピットや可変LEDヘッドライト、ヘッドアップ・ディスプレイをオプションで選ぶことができる。室内にあるスイッチはいずれも押し心地がはっきりとしている。

たとえ身長が高くてもフロントの室内スペースはたっぷりと用意されており、後部座席は2名ならば同じくらい快適に座れるはずだ。550ℓの荷室もこのクラスではトップ・レベルにあり、後席のシートを前にスライドさせると610ℓまで拡大される。

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