トヨタC-HRハイブリッド・エクセル
公開 : 2016.12.06 05:50 更新 : 2021.01.28 17:56
インテリアのディテールに目を向けると、それが見た目のクオリティだけでなく、デザインも考え抜かれていることが見て取れる。
特にティアドロップ形状のドリンクホルダーは秀逸で、ペットボトルやカップだけでなく、持ち手の付いたトラベル・マグでも置きやすい。
後席に座ったときにうれしい誤算を発見した。エクステリアから乗り込みづらく窮屈なスペースだという思い込みは、旧人類の偏見に過ぎなかったようだ。
ドア・ハンドルのトリッキーさを除けば、乗降性は優れている。180cmを超えると頭上は厳しいが、成人の2名乗車にもスペースは十分で、膝前や足の置き場も、コンパクトなクロスオーバーとしては上々だ。
ただし、頭上の圧迫感と小さな窓による閉塞感はやむを得ないところ。閉所恐怖症の気があるなら、前席に座ることをおすすめする。
プラットフォームは現行プリウスでデビューした、トヨタが次世代ラインナップに広く適用するべく開発したTNGAを採用。
サスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット、リヤがダブルウィッシュボーン。独立懸架となるリヤの脚回りは、キャンバーのコントロールや乗り心地、そして走りをいずれも最適化する。
ハイブリッドのパワートレインも、基本的にはプリウスと共通だ。