メルセデス-AMG E63 S
公開 : 2016.12.07 05:50 更新 : 2017.05.23 16:33
ボンネットの下には、AMG最新の4.0ℓツインターボV8ユニットが収まっている。ターボチャージャーはVバンクの間に埋め込まれている。
ちなみに最高出力はE63が571ps、E63 Sが612ps。
ギアボックスは9速のオートマティックが組み合わされており、このユニットが86.7kg-mものトルクと対峙するのはこれが初めて。湿式を採用している。
英国に輸入された先代のE63のなかで右ハンドル仕様はFRのみの設定となっていたが、世界を見渡してみると販売台数の90%を占めたのは4WDだった。
よって現行モデルは右ハンドルでも4WDの設定となり、路面状況に応じて駆動配分が変わる。最大で前後それぞれ50:50の振り分け方となる。
リミテッド・スリップ・デフはE63が機械式となる一方で、E63 Sは電子制御の方式を採る。ドライブ・モードは、スポーツやレースのほかに、フロントに駆動力を明け渡さない ‘ドリフト’ と呼ばれるものがある。