メルセデス・ベンツE350dオール・テレイン
公開 : 2016.12.13 05:40 更新 : 2017.05.13 12:49
■どんな感じ?
E350dとE350dオール・テレインの違いは、最初のうちは感じづらい。トップ・レベルのインテリアは特に変わらないし、12.3インチの高解像度ディスプレイも既に見慣れたものだからだ。いずれのパネルもがっちりと嵌め合わされている印象。シートの調整幅が大きく確保されているのも同じである。
エア・サスペンションのもたらす乗り心地は極上そのもの。車高が高くなったぶん、縦方向の動きがやや大きくなったことはわかるが、不愉快になることはなく、むしろリラックスした気持ちになる。
3.0ℓV型6気筒ディーゼルは、1600〜2400rpmでたっぷりとしたトルクが湧きだす。よってトップ・ギアで走っていても、下がスカスカする印象はない。静かで力強い。実直だ。
加速タイムや燃料消費率はまだ明かされていないが、標準のE350dは、0-100km/h=6.6秒、燃費=17.6km/ℓ、CO2排出量は150g/kmだから、これとそう大きくは変わらないはずだ。