ダチア・サンデロ1.0SCe
公開 : 2016.12.14 05:30 更新 : 2017.05.29 18:46
格安モデルのサンデロは、エントリー・レベルのエンジンがよりパワー・アップしたうえクリーンになり、内装もグレードアップしてバリューを高めた。あくまで格安モデルとしては、だが。
■どんなクルマ?
1966年に設立し、ルノー車のノックダウン生産で歩みを始めたダチアは、99年にルノー傘下へ入り、廉価モデルを生産するブランドとなる。
新体制化で04年に誕生した小型セダンのロガンは、ルノーからの部品流用などで実現した低価格で話題に。当時の本誌でもたびたび紹介したので、ご記憶の読者もおいでだろう。
そのロガンのプラットフォームをベースに、ホイールベースを縮めハッチバックに仕立てたサンデロは、07年のフランクフルト・ショーで発表された。
現行モデルは12年のパリ・サロンで公開された2代目で、英国導入はこの世代から。英国で買える新車のうち、もっとも安いクルマだ。
今回は、フェイスリフトを受けた17年モデルに試乗する。主な変更点は前後エクステリアの変更とLEDデイタイム・ライトの追加、室内装備の充実、そして新型エンジンの導入だ。
試乗車に搭載される新型の1.0ℓ直3は、従来の1.2ℓ直4に代わるベースユニットである。