限定10台のフェラーリJ50発表 跳ね馬の日本進出50周年
2016.12.13
690CV、特別仕様車にふさわしいスペック
リヤデザインは’70〜80年代のフェラーリの定番モチーフであった4つのテールランプを再現するが、近未来的なラインでまとめられる。リアスカートには大きなディフューザーが組み込まれ、空力性能にも抜かりはない。
エンジンフードはカーボン製で、ロールバーやフロアパネルなどボディの各所にカーボンが使われている。
こうして誕生した斬新なスタイリングは、フェラーリらしさを見事に表現した傑作と言えるだろう。日本でしか販売されないJ50は、世界中のフェラーリ・ファンから羨望の目で見られることは確実だ。
パワートレインは488スパイダー用をベースに、特別なチューニングが施されて、特別限定車に相応しく690CVを発揮する。20インチ径ホイールもJ50専用に製作されたもので、隅々まで特別仕様とされている。
約3億円という価格も、すでに完売
このフェラーリJ50は10台の限定モデルで、既に完売している。1台1台オーナーのリクエストに合わせてテーラーメイドで仕立てられるため、実際にはどのようなボディカラーやトリムになるかはオーナーのみが知ることになる。
ちなみに披露されたJ50は専用の3層コートのメタリック・レッド(正式名称は未定)にブラックのファインレザー/アルカンターラという組み合わせだった。正式な価格は発表の場で発表されなかったが、テーラーメイドで製作されるため、仕様によって価格が変動することもあり、フォリーリ・セリエ・シリーズは250万ユーロ(約3億円)から300万ユーロ(約3億6000万円)、というヒントが伝えられた。
▶ 国内ニュース / “日本はアジアの手本” フェラーリ日本導入50周年式典を開催
▶ 国内ニュース / フェラーリJ50開発秘話 首脳陣インタビュー