フォルクスワーゲンUp! GTi プロトタイプ
公開 : 2016.12.19 05:50 更新 : 2017.05.29 18:56
南アフリカの直線路の多い道だったため、これらの変更がどの程度の影響を及ぼしているかわかりづらい面もあったが、意図的に素早くステアリングを切ってみると、とても自然に車体がついてくることがわかる。
一方の乗り心地に関してもまったく手を抜いていない。路面の小さな凹凸はあっという間に丸め込んでしまうし、大きなバンプを踏んでも、嫌な突きあげは一切看取されなかった。
■「買い」か?
プロトタイプをトライしたあとでわれわれが言えるのは「製品化が待ちきれない」という点につきる。感動で自然と涙が流れるといった類ではないが、たとえ6速で走っていても楽しむことができるし、われわれの測定器が192km/hを示すまで、エンジンが息絶えなたったことは確かである。
なかには3気筒エンジンを搭載するクルマに ‘GTi’ というワードを使うことに対して抵抗を隠せない向きもあるかもしれないが、フォード・フィエスタだって3気筒エンジンを使用している。時代が変わったことを受け入れるべきだろう。