フォルクスワーゲン・アマロック3.0 V6

公開 : 2016.12.19 05:20  更新 : 2017.05.29 18:56

VWのピックアップ、アマロックがマイナーチェンジ。新たなV6ディーゼルを搭載し、手に入れたフレッシュさでライバルに差を付けられるか。

■どんなクルマ?

VWの商用車部門は、この1年半ほど多忙な日々を過ごしてきた。トゥーランの商用版的なキャディとワンボックス・スタイルのトランスポーターをマイナーチェンジし、メルセデスのOEMから自社開発に切り替える大型バンのクラフターを来年発売する。これらとともに改良を実施したのが、ピックアップ・トラックのアマロックだ。

英国上陸は11年で、アルゼンチンで生産される南米向けモデルがベース。輸送に手間は掛かるが、遅滞なく欧州市場に投入されている。英国での販売実績は累計1万4800台。VWはマイナーチェンジで、ライバルひしめくこのセグメントでより高いシェアを奪おうと目論んでいる。

アマロックが退けるべき敵は多い。日産ナバラやフォード・レンジャー、トヨタハイラックスといった既存モデルだけでなく、フィアット・フルバックやメルセデス・ベンツXクラスといった新顔も参戦してくるからだ。

改良版アマロックは、既存モデルと大きく変わらない。シャシーはキャリーオーバーで、エクステリアの変更はフロント・バンパーやグリル、アルミ・ホイール程度に留まる。一方、インテリアは新デザインのダッシュボードを採用し、ブルートゥースに対応する改良版のインフォテイメント・システムやデジタル・ラジオが標準装備となった。

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