■どんな感じ?

そんなに速いとは感じない。と、感じるのは、おそらくパナメーラ・ターボに乗ったあとだからだろう。ただ、これはあくまで体感的な話。実際はとてつもなく速い。

スポーツ・エグゾーストを選んだ場合、音もかなり勇ましい。ブレーキの効きも素晴らしい。だから、どんどんアクセルを踏んでしまう。

ピーク・トルクは1750rpmから湧きだすとのことだが、3000rpmがもっとも力強く感じる。レヴ・カウンターは見る見るうちに回り、レッド・ゾーンには、あっという間に到達する。

スロットル・レスポンスもかなり鋭いため、ターボ車に乗っている感覚はかなり希薄である。

PDKはオートマティック・モードでもマニュアル・モードでも非常にできがよく、各ギア間の移動はすばやくなめらか。かなり低回転まで落ちこまないとダウン・シフトしてくれないところが玉に瑕だが、かなりよくできた機械であることは間違いない。