ポルシェ・パナメーラ4S
公開 : 2016.12.20 05:50 更新 : 2017.05.29 19:03
一方の ‘4D-シャシー・コントロール’ と呼ばれる四輪操舵システムは何ひとつ問題ない。当然、効果がわかりすぎると困るわけだが、気づかぬうちに動作していることは、コーナーを終えたあとにわかる。
このおかげで、コーナーに猛突進しても、以前よりよく曲がることができる。これも楽しさにつながっている。
乗り心地は、ターボよりも車重が軽いおかげでよい。エア・スプリングのセッティングも、車重に見事にマッチしている。もっともソフトなモードでも、きちんと落ち着いているし、もっともハードなモードでも、苦痛に感じることはない。
インテリアにも、うっとりとしまう。先代のボタンだらけのセンター・コントロールはスムーズアウトされ、この世代からはタッチ式のボタンが大部分を占める。タッチ式のボタンは走行中に操作しづらく、インフォテイメント・システムのメニューがもう少しシンプルでもよさそうだが、反応はよい。
マルチメディア・システムの表示もシャープだ。レヴ・カウンターはアナログ式だが、その両サイドにはTFTスクリーンが埋め込まれている。