BMW 318iツーリング・ラグジュアリー

公開 : 2016.12.21 05:40  更新 : 2017.05.23 10:22

日本の3シリーズのラインナップでは従来の320iもひとまず残されて、318iはこれまでにない買い得な3シリーズとして追加……というカタチだ。

ただし、廉価モデルの320i SEは廃止されて、かわりに318iにSEを用意。セダンの318i SEの本体価格は400万円をわずかに超えるだけの409万円。3シリーズのスターティング・プライスが20万円近く下がったことになる。

つい最近まで「欧州車といえばディーゼル」が常識だったが、最近の欧州メーカーがこぞってガソリン・エントリー・モデルに力を入れつつある背景には、いくつかの理由がある。

ひとつは長らく続いた欧州のディーゼル開発競争が踊り場に達したこと。ふたつめは厳しいユーロ6規制が完全施行されたことで、大がかりな排ガス処理システムが必要なディーゼル車の価格高騰が、いよいよ、あるボーダー・ラインを超えはじめたことにある。

もともと欧州の軽油値段はガソリン比で日本ほど安くない。すでにBセグのコンパクトカーでは「ディーゼルの燃費メリットを差し引いても、トータル・コストではガソリンのほうがお得」という状況になっている。

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