トヨタ・コースター24年ぶりのモデル・チェンジ 開発者とのQ&A
2016.12.22
ECE基準R-66をクリア 環状骨格と高張力鋼板がキモ
ボディは、ルーフ、側面、フロアの骨格を繋ぎ一体化した環状骨格を採用。また、高張力剛板の採用なども行い、バスにおけるボディ強度の世界的な安全評価基準である「ECE基準R-66(ロール オーバー性能)」に適合した高剛性ボディを導入。
また、VSC(車両安定制御システム)を日本でクラス初採用(全車標準装備)。コーナリング時の横滑りなどを抑制し、車両走行時の安定性を確保している。
乗員ファーストの室内 スペースが拡大 スマホ充電にも対応
室内環境のテーマは ‘ファンクション&ホスピタリティ’。
運転席エリアは、フロント・ガラスの開口部を広げ視界を拡大。機能スイッチや運転席周りの物入れの配置を見直し、視線の動きを最小限にし、ドライバーが運転に集中しやすいコックピットを目指した。
パッセンジャー・エリアは、室内高を60mm高くし、窓側は肘が置ける程度(約40mm)外側へ拡大。また、 サイド・ウインドウの上下高を50mm広げるなど、開放感と快適な乗員スペースを目指した。
乗降口のステップの奥行きも65mm拡大され、子どもや高齢者が乗り降りしやすいよう配慮される。
ルーム・ラックは、室内天井面とラックとの高さを60mm拡大し、収納性を向上するとともに、140mm外側へ配置移動したことで、パッセンジャーの着座性を改善。
UVカット・ガラスの採用するほか、EXグレードのシートは、合成皮革とファブリックを組み合わせたシート表皮にダブル・ステッチをあしらい高級感を演出。また、クッション材に低反発ウレタンを採用し、着座時のフィット感を向上した。
さらに現在の需要にあわせ、スマートフォン対応のアクセサリー・ソケットも追加された。