レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル
公開 : 2012.02.25 10:00 更新 : 2017.06.01 00:54
ランドローバーは、ジュネーブ・モーターショーでレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルのコンセプトカーを発表する。
ランドローバーは、イヴォーク・コンバーチブルが「世界初のプレミアムなコンバーチブルSUVの可能性を探る」1台だとし、実際に生産するか否かはジュネーブ・モーターショーの4〜6週間後には決定すると言っている。
コンバーチブルは、一般の反応を見るために造られた。ランドローバーは、次期ディフェンダーの反応を見るためにDC100コンセプトを使用したという前例がある。反応がポジティブであるなら、イヴォーク・コンバーチブルは、イヴォークのモデル・レンジを増やし、ブランド価値を高めるためにも生産ラインにのせるつもりだ。
イヴォーク・コンバーチブルは、2WDまたは4WDが用意され、エンジンもガソリンとディーゼルの両方が積まれるという。ランドローバーのエンジニアによれば、ハードトップ・バージョンに比べてその重さは75kg増えているという。
もしその生産にグリーンランプが灯るのであれば、ヘレウッド工場で生産が開始されるだろうが、それには2年ほどの期間が必要かもしれない。というのも、現状でもイヴォークの現行モデルには5,000台の生産能力に対して6,000台という長い納車待ちの列ができているからだ。
レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルは、ランドローバーのデザイン・ディレクター、ゲーリー・マクガバンと彼のティームによって開発された。マクガバンは次のように語った。
「イヴォークはコンバーチブル向きのデザインだった。但し、それは、伝統的なコンバーチブル・デザインを取り込むことではなかった。イヴォークの特徴的なラインのバランスを維持しながら、ユニークなデザインを創りだすことが重要だ。」
ソフトトップは、ロールオーバー・プロテクションと共に、ベルトラインよりも下に完全に折りたたまれる。イヴォークの跳ね上がるような特徴的なウエスト・ラインも保持された。最小限の変化で、ボディ剛性の維持にも成功した。
価格は、30,795ポンド(400万円)という3ドア・ハードトップ・モデルの10〜15%アップとなると予測される。