レクサスGS200t Fスポーツ

公開 : 2016.12.30 05:50  更新 : 2017.05.29 19:23

  • トルセンLSDは、43,200円のオプションだ。

さらに操縦性、走行性能に大きな影響を与えるトルセンLSDを “F SPORT” はメーカーオプションとして設定。後輪駆動の左右の回転差を制御して、駆動力をより有効に無駄無く伝達する。スポーツ走行では、コーナーからの立ち上がり加速や、滑りやすい路面状況でトラクションの制御に有効な武器になる。

とはいえ、けしてパワースライドの為の道具ではない。進行方向に向かって縦方向に駆動力を伝えるシャシーとサスペンションの効力をサポートする役回りなのだ。

一方で雑味のないクリーンで軽快な4気筒サウンドは、燃焼音や他のメカニカルノイズが混ざらない。つまり質の高さを狙ってチューニングされた排気サウンドであり心地がいい。

試乗コースは袖ケ浦フォレストレースウエイの本コースと周辺の一般公道試乗。とくにフォレストのサーキット走行では、走行モードをスポーツ+にしてシフトもマニュアル操作にした。リミットの6200rpmを超えて回転リミッターを激しく連打しつつ、まさに下から上まで全回転域を使いながら、下りのストレートを160km/hで駆け抜ける。

操縦性は操作に対して自然。その当たり前の事がクルマに取っては何よりも重要で、GSは操作に対する応答性もそうだが、曲がって行くほどに、懐の深い粘り気をもった接地感を伝える。それとともにドライバーが意図したとおり “自然に” 動くところが素晴らしい。

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