レクサスのフラッグシップ、新型LSを発表
公開 : 2017.01.10 04:50 更新 : 2017.06.01 00:31
レクサスは、レクサスLSをデトロイト・モーターショーでアンヴェールした。レクサスは、1989年に初代LSがラグジュアリークラスのベンチマークを再定義したように重要なモデルになるとしている。
Sクラスのライバルとなる新型LSは、GA-Lプラットフォームを採用している。これは、LC500にも共用されるが、LSではホイールベースが3125mmまで拡大された。駆動方式はFRとなるが、オプションで4輪駆動を選択することも可能だ。
新プラットフォームと新エンジン、その効果は?
新型LSは、新しい軽量プラットフォームにより「正確なハンドリングとダイレクトなステアリング」を実現したという。これは、GA-Lプラットフォームが、エンジンをノーズ部分に低く搭載でき、ボディ剛性も高いことの恩恵である。
新開発の3.5ℓツインターボV6エンジンは、「ライバルのV8モデルに匹敵するパフォーマンス」とされ、最高出力421ps、最大トルク61.1kg-mを発揮。トランスミッションは、LC500にも搭載される10速トルクコンバーター・オートマティックを採用した。また、0-97km/h加速は4.5秒とされているが、4輪駆動モデルについては数値が明らかになっていない。
軽量化により先代比90kgのウェイトセービングに成功したLSはマルチリンク・サスペンションを採用し、オプションでエア・サスペンションを選ぶことができる。
また、ビークルダイナミクス・インテグレーテッド・マネジメント(VDIM)は、ブレーキ、パワートレイン、サスペンションを統合制御するレクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)に、アクティブスタビライザーやAVSを協調制御させることで、車両のロールや上下運動の制御を可能とした。これにより、フラットな車両姿勢と質感の高い乗り心地を実現したという。
28段階に調整可能なドライバーシート
ラグジュアリーサルーンの名に相応しい支援機能、快適性能を有するのも新型LSの特徴だ。ドライバーシートは28段階の調整が可能で、後席はヒーター付きのパワーシートとなっている。
また、エンジンノイズを抑制するアクティブ・ノイズコントロール・システムにより、LSのキャビンはクラス随一の静粛性を実現するという。
レクサスLSの発売は本年末の予定だ。