メルセデス・ベンツ、コンパクトカーのラインアップを8モデルに拡大
公開 : 2017.01.10 03:20 更新 : 2017.06.01 00:32
メルセデス・ベンツは、4ドア・サルーンやSUVを加えてコンパクトカーのラインナップを8モデルに拡大すると発表した。この中には次世代のAクラスも含まれる。
メルセデス・ベンツは2020年までにコンパクトカーのラインナップを現行の5から8に拡大するとした。
これは高いポジションにある関係者が語ったもので、アウディA3サルーンのライバルとなる4ドア・サルーン、BMW X1のライバルとなる5シーターおよび7シーターのSUVなどが追加される模様で、共に2018年早々に登場する第4世代のAクラスに使われている新しいプラットフォームを使用する。この新しいプラットフォームは、MFA2アーキテクチャーをベースとするものではあるが、大幅なアップグレードがされる予定で、異なるホイールベースやトレッドをそれぞれに与えることが可能だ。
MFA2は高張力鋼板の使用率が上がり、剛性の向上と軽量化がなされ、4WDとのコンパチビリティも良くなる。エンジンは3気筒および4気筒が搭載可能で、マニュアル・ギアボックスと2018年のAクラスに使用される9速デュアル・クラッチとが選択可能だ。
デトロイト・モーターショーで発表したGLAのフェイスリフトの会場で、メルセデスのセールス&マーケティングの責任者、ブリッタ・シーガーは、AUTOCARに5つのコンパクト・モデル、Aクラス、Bクラス、CLA、CLAシューティング・ブレーク、GLAの5モデルは継続して生産されることを言明した。
そして、これに4ドア・サルーン・モデルが追加されることも明らかにした。この4ドア・サルーンは、一般的な市場用の標準的なホイールベースと、中国専用となるロング・ホイールベースが設定される。この4ドア・モデルは、4月に行なわれる上海モーターショーでプレビューが行われる予定で、アウディA3サルーンや、BMW 1シリーズの4ドア・バージョンのライバルと位置づけられる。
また、おそらくネーミングはGLBとなるだろうが、GLAよりもワンサイズ大きいコンパクトSUVが計画されているようだ。アウディA3とBMW X1に対抗するモデルで、標準ホイールベースは5シーター、ロング・ホイールベースは7シーターとなる。
このGLBは、メキシコのアグアスカリエンテス工場での生産が予定されている。この工場では発表されたばかりのフェイスリフトされたGLAを生産するほか、新しいAクラス・サルーンとGLBのロング・ホイールベース・バージョンも製造される予定だ。