昨年パリでデビューした新型アウディQ5の値段とスペックが公開された。

グレードはSE、スポーツ、Sラインという構成で、価格は2.0ℓディーゼルのSEが£37,170(511万円)、同スポーツが£38,270(526万円)、Sラインが£40,220 (553万円)だ。

TFSIの2.0ℓガソリン・モデルはこれに£800(11万円)ほどの上乗せとなる。英国におけるデリバリー開始は4月の見込みだ。

新型アウディQ5の特徴をおさらい

2008年から販売されている先代モデルに比べると100kg軽くなっており、これはVWグループのMLBプラットフォームを使用したことによるものだ。ボディ・サイズは変わらないものの、キャビンは広くなっている。

外観は、悪路の走破性をアピールするデザインとなった一方で、インテリアはバーチャル・コクピットをオプション採用するなど、より先進的な内容を取り入れている。7.0インチのインフォテイメント・スクリーンが標準となるが、トップ・レンジのモデルは8.3インチのスクリーンが組みあわされ、こちらはロータリー・ダイヤルとタッチ・パッドから操作を行う。

パワートレインは直4とV6を用意

エンジンは直列4気筒とV型6気筒のガソリン／ディーゼルから選ぶことができる。後者はアウディとポルシェが共同開発した新機構を採用。2.0ℓ直4とモーターを組みあわせるハイブリッドの投入も予定されており、こちらは電力のみで50kmの走行が可能だ。

パフォーマンスを重視するカスタマーには、SQ5とRSQ5の用意もあり、3.0ℓV6ディーゼルを搭載する前者は330ps、ツイン・ターボ版の後者は507psに達する見込みだ。駆動方式は二駆と四駆から、トランスミッションは6速MTと7速デュアル・クラッチ、8速トルコンATから選べるのは、従来どおりだ(英国仕様)。

サスペンションは前後ともに5リンク式となり、A4と多くが共通する金属バネと可変ダンパーを組みあわせた。Q7から流用するセルフ・レベリング機構をオプション選択すれば、乗り心地と牽引重量が、スタンダードなモデルよりも改善されている。