新車&中古車対決! ―― アウディTT vs ロータス・エヴォーラ

公開 : 2017.01.18 05:50  更新 : 2017.05.29 19:29

内装 新しいもの好きにはTT、走り重視ならばエヴォーラ

ちょっとTTの方が高くなってしまったのは、‘Sライン’ だからだ。追加で£2,550(36万円)が必要になってくるが、その見返りとしてサポート性に優れたレザー・アルカンターラ・シート(体をきちんとサポートしてくれる)がついてくる。そのうえ室内の内装材の質感も高まる。

純正装備の12.3インチのカメレオンのごとく変化するデジタル・メーターも、(ややクドいときもあるが)いかにも現代的である。

一方、エヴォーラには、‘スポーツパック’ が適合済み。レヴ・リミットを引き上げ、ディフューザー、チタン製テールパイプ、ドリルド・ディスク・ブレーキ、オイルクーラーが装備される。

ステアリング・コラム直結のレバー以外には、インテリアに安っぽいパーツは見当たらない。レザー・シートはいかにも上質だし、ほどよい風合いがでている。アルミ削りだしのボタン類も(あまり操作性は高くないが)かっこいい。すぐに傷だらけになるような樹脂パーツは一切ない。

アウディTTのインテリアのほうが明らかにモダンな印象だが、タイトなキャビンやレカロ製のレザー・シートのもたらす優れたポジションなど、‘走り’ を最優先するのならばエヴォーラだろう。

ちなみにリア・シートは両方とも狭い。しかしTTでは子供が数年後成長しても足を延ばせるだけのスペースはある。リア・シートをたためば、TTは712ℓの荷室スペースが確保できるが、ミド・シップのエヴォーラでは160ℓしかない。


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