ウイリアムズF1チームが開発したデンドロビウムEVハイパーカー
公開 : 2017.01.19 04:00 更新 : 2017.06.01 00:31
シンガポールのデンドロビウムは、ウイリアムズF1チームによって開発の行われたEVハイパーカーだ。ジュネーブ・モーターショーでデビューが予定されている。
デントロビウムは、シンガポールのEVカンパニーであるヴァンダ・エレクトリックスと、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングによって開発が行われたEVハイパーカーだ。
この2シーター・スポーツには、ウイリアムズがF1で培ってきたエアロダイナミクスと、先進のドライブトレインを持つモデル。詳細は発表されていないが、そのパワートレインはモーターが採用されている。
公開された2つのイメージ写真からは、エアロダイナミクスを追求した結果として、かなりアグレッシブなスタイルが与えられていることがわかる。ティアドロップ型のルーフは、LMPレーサーを思わせる。また、カーボンファイバー剥き出しのボディには、F1のタブに似たモノコック構造が採用されていることもわかる。
どのドアの開き方から、シンガポールに咲くランの名前であるデンドロビウムというネーミングになったとされる。自動ドアのため、ハンドルがなく、これもまた空力的なパフォーマンスを向上させるのに役立っている。
「デンドロビウムはヴァンダ・エレクトリックスの持つ専門知識と、ウイリアムズのF1チームの持つエアロダイナミクスを融合させたクルマだ。」と、ヴァンダ・エレクトリックスのCEO、ラリッサ・タンは語っている。
今年のジュネーブ・モーターショーで公開されるのはプロトタイプになるが、すでにプロダクション・モデルもリリースされる予定だという。