日産GT-R NISMO
公開 : 2017.01.27 05:40 更新 : 2021.03.05 18:51
ベースモデルの改良にあわせて、GT-RのNISMO仕様も大きく進化した。価格も同様に……。
■どんなクルマ?
日産GT-Rの登場は2007年。年次改良を繰り返し、そろそろフル・モデル・チェンジが期待されるタイミングだが、進化はまだ終わっていなかった。
17年モデルは、劇的に変わった。
パワーは増し、インテリアのレイアウトはほぼ全面的に変更。空力は以前のNISMO仕様に着想を得て刷新された。シャシー剛性も強化されている。そして、今回取りあげる新しいNISMO仕様も、修正が施された。
まずは内装の変更点だが、ダッシュボード上に配置されたスイッチ類の数は、従来の27点から11点に減らされた。タッチパネル式ディスプレイは7.0インチから8.0インチに拡大、センター・コンソールのロータリー式コントローラーでも操作できるようにすることで、運転中の扱いやすさを向上している。
空力面は、既存のNISMO仕様のパッケージをベースに改良。カーボン製のフロント・バンパーは、標準モデル同様にグリルが拡大され、冷却性能を高めたほか、空気抵抗を増やさずにダウンフォースを強化する専用形状とされている。