三菱ASX 2.2D
公開 : 2017.01.27 05:30 更新 : 2017.05.29 19:26
乗り心地は、よほどの悪路でも落ち着いている。オン・デマンド式4WDは、コーナーでは優れたグリップを、チャレンジングなオフロードでは確かな足運びを提供してくれる。
ドライビングに特筆すべき点はないが、予測しやすく、安心感があり、たいがいの場面では快適だ。特に快適性は、大半のユーザーが重視する部分だろう。
ただ厄介なのは、その水準をクリアした上で、走りがより魅力的な、セアト・アテカやスコダ・イエティといったライバルが存在することだ。
インテリアも同様で、機能的かつ実用的ではあるのだが、目新しさはまったくない。試乗車のインフォテイメント・システムはグレード4以上に標準装備されるものだが、古臭い印象で、各部の素材やスイッチ類はチープだ。
ただし前席は広々としており、後席のヘッド・ルームやレッグルームもかなりのものだ。荷室容量は419ℓで、これはトヨタC-HRやルノー・キャプチャーなどを上回る。