ルノー・ルーテシア・インテンス
公開 : 2017.02.01 05:50 更新 : 2017.05.29 19:22
■どんなクルマ?
4代目となるルーテシアIVのマイナーチェンジ・モデルで、本国では昨年秋に発売。フランス本国のスケジュールでいうと、デビューから丸4年経過時点でのモデルライフ最大の手直しとなる。おそらくルーテシアIVのモデルライフも、すでに折り返し地点をすぎたということだろう。
現行ルーテシア(欧州名クリオ)は欧州では大成功作となっている。昨2016年の販売実績でもフランス国内はもちろん、欧州全体でもBセグメント1位、欧州の乗用車全体でも2位につけているという(ちなみに、欧州乗用車1位はVWゴルフ、3位はVWポロ)。
よって、今回のリフレッシュ内容も最低限にとどまる。主な変更点は、エクステリアでは前後バンパーとフロント・グリル、前後ランプ関連。時代に合わせてフルLEDヘッドランプが(中間グレードのゼン以上に)導入されて、前後ランプ内部にルノーの最新デザイン・テーマである“C”をかたどったLEDデイライトが仕込まれるのも新しい。
インテリアも基本意匠はそのままに、細部の使い勝手と質感向上策が施される。もっとも目につくのはステアリング・ホイールで、これまではGTと(昨年以降の)インテンス専用だった太グリップのスポーツ型(もともとはR.S.用)が全車に標準となった。
また、内装デザイン・テーマの核となっていたセンター液晶ディスプレイのメニュー画面もよりカラフルなデザインになったが、同時にゼン以下のグレードでは液晶を省略して、新デザインのオーディオ・パネルが装着される(スマホとBluetooth接続して、ハンズフリー通話やオーディオ再生も可能)。シート表皮も新しい。
日本仕様のパワートレインはひとまず主力の1.2ℓ+6速DCTのみで、既存のインテンス、ゼンに加えて、廉価版のアクティフも復活。GTと0.9ℓターボは今回の発表からは漏れている。このパワートレインも含めて、メカニズム面の変更はアナウンスされていない。