ルノー・ルーテシア・インテンス
公開 : 2017.02.01 05:50 更新 : 2017.05.29 19:22
最大の変更点はドア・アームレストで、サイズも手触りもより高級となり、さらにそこに配置されるミラー調整スイッチも新タイプとなるとともに、ドア・ロック連動オート可倒機構が追加された。センターパネルの吹き出し口も、ダイヤル式の開閉シャッターの付いた一般的なタイプとなった。
ダッシュボードやコンソールなどの大物成形部品は、昨年の仕様変更から変わっていないようだ。
トータルの印象としては、デザイン優先で生産性や使い勝手に劣っていた部分に修正をかけた感じ。。各部はより使いやすく、また一般的に高級に感じられるようになったが、純粋な意匠としての斬新さや、パーソナライズ・コンセプトは少し後退している。
メカニズムも熟成の手が入っている可能性もあるが、ルノーの常で、細かい仕様変更は日本法人(ルノー・ジャポン)も把握していない。実際、都心と首都高でのチョイ乗りにかぎられた今回の試乗では、エンジン制御とギア比が変更された昨年モデルから特筆すべき変化は看取できなかった。デビュー初期にあった17インチをもてあますようなそぶりは皆無で、引き締まりながらも快適である。