GMとホンダが新会社設立、2020年に燃料電池システム量産化
公開 : 2017.01.31 04:50 更新 : 2017.06.01 00:30
GMとホンダは、自動車業界初となる先進の水素燃料電池システムの量産を行う合弁会社の設立を発表した。この会社が生産するシステムは、両社が今後発売する製品に搭載されるという。
新会社のフューエル・セル・システム・マニュファクチュアリング(FCSM)は、ミシガン州デトロイトの南に位置するブラウンズタウンにあるGMの既存バッテリーパック生産工場内に設置され、2020年頃に燃料電池システムの量産を開始する予定だ。将来的に約100名を雇用する見通しで、両社が同額ずつ拠出する新会社への投資総額は、$8,500万(96億円)にのぼる。
燃料電池関連の特許は、GMとホンダが世界を牽引
ホンダとGMは2013年7月に発表した提携の基本合意に基づいて協業を進めており、次世代燃料電池システムと水素貯蔵技術の共同開発を行っている。燃料電池システムと水素貯蔵システムの低コストな市販ソリューションを創出するために、両社は開発チームを統合し燃料電池関連の知的財産を共有して開発に取り組むとしている。
なお、2002年から2015年の間に申請された燃料電池関連の特許の総数ランキングではGMが世界1位、Hondaが3位となっている。