ブガッティ・シロン、いよいよデリバリー間近。今年中に70台を生産予定
公開 : 2017.02.09 04:40 更新 : 2017.06.01 00:30
ブガッティ・ヴェイロンの後継車、シロンのデリバリーがいよいよスタートする。今年中にブガッティは70台を製作する予定だという。
ブガッティは今年第1四半期中にブガッティ・シロンの第1号車を顧客に届けるという。既に12台が生産ラインに並べられおり、今年中に70台を製作する予定だ。
1台にかかる製作期間はおよそ6ヶ月。1,800以上のパーツを組み立てる作業をモルスアイムのファクトリーで行っている。また、完成後も厳しいテストが行われた末に、顧客にデリバリーが行なわれる。また、1台1台がほぼテーラーメイドとなるため、その確認も行なわれる。23のトップ・コートと8つのカーボン・バリエーション、31色の本革、あるいは8色のアルカンターラ、30通りのステッチングと、18のカーペット、そして11のベルトの色がオーダー可能。つまり、数千の組み合わせができることになる。この組み合わせを顧客がすべて選択し終わると、はじめて生産がスタートすることになる。
通常、シロンはオーダーからデリバリーまで9ヶ月を必要とする。また、顧客の要望が多い、あるいは特殊な場合はそれ以上の期間を必要とするという。
生産が実際にスタートする1ヶ月前にはベア・ボディ・シェルとモノコックの合わせが確認される。その後、ペイント部門へとボディが引き渡される。カーボンファイバーは最低6層、多いところでは8層になる。すべての層がひとつひとつ手作りのため時間が掛かるのだ。
シロンのための生産設備をブガッティはアトリエと呼んでいるが、そのアトリエは1,000平米の広さを持つ。ヴェイロン16.4から使用されるものだが、1500psオーバーのスーパー・スポーツの組み立てに関して、大幅な修正が加えられたという。