マツダMX-5 RF 2.0
公開 : 2017.02.10 05:40 更新 : 2017.05.29 19:12
■「買い」か?
MX-5 RFには、よくも悪くも誤算があった。改修されたサスペンションとステアリングは、ロードスター・モデルより洗練された乗り味を生んだ。
しかし、最大のセールスポイントである可動式ハードトップによるキャビンの洗練度は、思うように高められてはいない。
とはいえ、後者は絶対的な欠点とは言い切れない。よくできたルーフの開閉機構は、トランク・ルームをほぼ侵食することはなく、フライング・バットレス式のルーフ後方部は実にゴージャスなデザインで、車格を引き上げている。
2.0ℓユニットも、ソフト・トップ版の1.5ℓユニットに劣らず魅力的だ。£2,000(28万円)の追加投資が、マツダが主張するほどの万能性を生んでくれないのは残念だが、それが妥当か否かは、ユーザーの期待値次第で評価が変わるといえるだろう。
■日本版編集部の見立て
AUTOCARの英国編集部は異常なまでにマツダ・ロードスターがお気に入りだ。だからこそ、細かいところまでつい口うるさくなってしまうのだろう。それが風切り音に対する厳しい指摘だ。しかし、2.0ℓエンジンのトルクフルな印象と、ロードスター・モデルよりも向上したハンドリングとサスペンションなど、基本的にはかなり魅力的なクルマであるという評価だ。
マツダMX-5 RF 2.0
価格 | £23,095(326万円) |
全長×全幅×全高 | 3915×1735×1230mm |
最高速度 | 216km/h |
0-100km/h加速 | 7.4秒 |
燃費 | 14.5km/ℓ |
CO2排出量 | 161g/km |
乾燥重量 | 1120kg |
エンジン | 直列4気筒1998ccガソリン |
最高出力 | 160ps/6000rpm |
最大トルク | 20.5kg-m/4600rpm |
ギアボックス | 6速マニュアル |
▶ 国内初試乗 / トヨタ86リミテッド
▶ 国内初試乗 / アウディTTロードスター2.0TFSIクワトロ