ジャガーC-X75、開発中止か
公開 : 2012.12.11 12:57 更新 : 2017.06.01 01:22
ジャガーC-X75の開発が暗礁に乗り上げている。このラジカルなスポーツカーを生産するか、キャンセルするかの岐路に立たされている。
ジャガーは過去3ヶ月、テストベッドの上で、この複合型ハイブリッドのC-X75をテストしてきた。しかし、グローバル・ブランド・ディレクター、エイドリアン・ホールマークがロサンゼルス・モーターショーで語ったところによれば、「その後の計画は未定だ。というのも、このクルマの将来に疑問符がついた状態なのだ。」という。「もちろん、C-X75を世に送り出したいが、そのテクノロジーがクリアになっていない。」とのこと。
2010年のパリ・モーターショーでC-X75は、ガスタービン・エンジンを持つハイブリッド・エンジンの4WDモデルとして登場した。2011年5月には、ガスタービン・エンジンは廃されたものの、ウイリアムズF-1の技術を採り入れたカーボンファイバー・シャシーを持つモデルとして発展してきた。この時のドライブ・トレーンは、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを備えた1.6リッター・ガソリン・エンジンと、2つの電気モーターを持つものだった。
今年の初め、ジャガーはそのスペックを公表した。1.6リッター・エンジンは10,000rpmで500bhpを発揮し、電気モーターは世界で最も強力なものが採用された。これに7速のオートマティック・ギアボックスが組み合わせられるというものだ。最高速度は320km/hオーバー、0-96km/h加速が3.0秒以下、そしてCO2排出量は99g/km未満で、約60kmのモーターでの航続距離を持つとされている。
このスペックのままで本当に試験台にのるのであれば、プロジェクトは継続されることになる。しかし、このプロジェクトの将来は、現時点では明白ではないということだ。