トヨタ・ヴィッツU/ハイブリッドU Sportyパッケージ

公開 : 2017.02.10 05:50  更新 : 2021.01.28 17:17

プリウスよりもお求め安いハイブリッド専用モデルとして、2011年の発売以来、国内のベスト・セラーの座をプリウスと分けあってきたアクアは、ハイブリッド普及の立役者だった。

ところが、いまや世の中アクアだらけになっちゃって、ヴィッツにはハイブリッドはないの? という問い合わせが増えた。さらにトヨタ式ハイブリッドを普及させるためにも、ヴィッツ・ハイブリッドの国内解禁とあいなった。

ヴィッツにはこれまで通り、セブンイレブンの営業車として使われている1ℓのMパッケージもあるし、1.3ℓもあるけれど、販売の主役は1.5ℓ+電気モーターのハイブリッドが担うことになる。

ヴィッツ・ハイブリッドの車両価格は1,819,800〜2,237,760円で、1,761,382〜2,100,109円のアクアと同じようなものだけれど、アクアの方が値引きが大きいかもしれないので、実際にお求めの際は要注意である。

いずれにせよ、アクアはここにヴィッツ・ハイブリッドという手強いライバルを身内から迎えた。念のために数字の事実を並べると、ヨーロッパ志向のヴィッツは全長3945mmで、ホイールベース2510mm。

アクアはそれぞれ3995mmと2550mmだから、ヴィッツのほうが4㎝ほど全長が短い。その分、全高1500mmと45mm上に延ばすことで室内空間を確保している。ヴィッツは燃費を稼ぐために空力重視で、細くて低いことがデザイン上、重視されている。

大局的に見れば、ハイブリッドという特殊なエコ商品はいまやフツーの選択肢、コモディティ(日用品)のレベルにまで広がりを見せはじめているのだ。

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