イヴォーク・コンバーチブルをオープンで雪上ドライブ!

公開 : 2017.02.14 05:50  更新 : 2017.05.29 19:18

  • ソフトトップはZ型に格納。室内空間への影響はできるだけ抑えた。

  • ルーフの開閉は、このボタンだけで操作できる。

現代のオープンモデルのほとんどがそうであるように、イヴォーク・コンバーチブルのソフトトップ開閉は容易だ。スイッチ操作一つで全ての動作が流れるように進み、かかる時間も20秒ほど。しかも時速48km/h以下であれば走行中でも開閉可能ときている。

むしろ問題は度胸の方で、外気温時計がマイナス表示となっている雪道でソフトトップを降ろし青空を仰ぐという行為は、フィンランドで凍りそうな池に飛び込むくらいの度胸が必要なように思える。

だが実際にオープン状態のイヴォークで雪道を駆けだすと、意外なほど快適であることに気づかされる。特にフロントシートのシートヒーターはかなり強力だし、足元はエアコンの熱気が溜まっているし、首元に巻き込んでくる風もほとんど感じられないのである。

今回の試乗車には我が国でポピュラーなスタッドレスタイヤではなくSUV専用のウインタータイヤのピレリ・スコーピオン・ウインターが組み合わされていた。磨かれてしまった氷のような路面コンディションではスタッドレスに劣るが、高速性能まで含めたトータルバランスは高く、イヴォークにも最適なタイヤ銘柄といえる。

4駆のオープンSUV、雪上インプレッション

斑尾(まだらお)高原周辺の圧雪路において試乗したイヴォーク・コンバーチブルは、ファミリードライブの感覚で走る限り、ドライ路面と全く同じ盤石の走りを見せてくれた。もちろんその場合のテレイン・レスポンスは「マッド、砂利、雪」モードである。

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