FF最速奪還 ホンダ・シビック・タイプR、早くもジュネーブで公開
公開 : 2017.02.17 11:16 更新 : 2017.06.01 00:29
「いままでのタイプRと、新しいタイプRの決定的な違いは、この新しいシビックを開発する時点からタイプRの存在が考えられていたことだ。」とホンダUKのマネージング・ディレクター、フィル・クロスマンが語っている。それは、通常のシビックにもマルチリンク・リア・アクスルが与えられていることからも判るという。先代のタイプRは、通常のシビックのリア・サスペンションであるツイスト・ビームからマルチ・リンクに変更するという大掛かりな改造が必要だったからだ。
スタイリングは、通常モデルよりもワイドなエア・ベント、スモークLEDヘッドランプ、新しいボンネット・インテイクなどが特徴。また、コンチネンタル・スポーツコンタクト6タイヤと20インチ・ホイールをカバーする大きなフレアー・アーチ・フェンダーを持つ。更に、リアには固定式のリア・スポイラーを装備する。
エンジンのアウトプットについては公表されていないが、関係筋によれば旧いタイプRに搭載される310psを発揮する2.0ℓ直列4気筒ターボが最低限のラインだという。
価格については、従来のタイプRの£30,000(425万円)よりも若干高くなるとしている。
現行のシビック・タイプRは、2015年にデビューしたが、その時点ではフォード・フォーカスRS、アウディRS3スポーツバック、フォルクスワーゲン・ゴルフR、メルセデス-AMG A45などがライバルだった。しかし、このライバル達は既に4WD化してしまっている。
英国ではタイプRを年間1,000台ほど販売できると予想している。英国ではタイプRの販売は、シビック全体の4%を占めているのだ。
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