ジャガー、サウジアラビアに工場を設立
公開 : 2012.12.12 12:08 更新 : 2017.06.01 01:22
ジャガー・ランドローバーは、ランドローバー・モデルを製造するためにサウジアラビアにアルミニウムのプレス工場と、プロダクション・ライン工場を設立する。世界最大のアルミニウム精錬所でもあるサウジアラビアに工場を設立するために、イギリスのカー・メーカーはナショナル・インダストリアル・クラスターズ・デベロップメント・プログラムに署名したのだ。今後、この工場では最新のプレス技術を使い、ボディ・パネルを生産することになる。
しっかりとした関係のもと、グローバルな拡大をしていくことが必要だとジャガー・ランドローバーのCEO、ラルフ・スペッツは言う。また、この工場設立は、世界で最も安いアルミニウムを入手するのに最適な方法である。
覚書は2013年中頃に交わされ、2015年には生産がスタートする予定だという。
世界的にアルミニウムの高騰が懸念されているが、サウジアラビアに工場を造ることによって安定供給がかのうだ。また、サウジアラビアはアルミニウムの材料となるボーキサイトの保有量も多い。
スペッツは、将来的には4つのモデルがアルミニウム製となるため、その必要量も上がるという。最も近い将来デビューするジャガーもアルミニウム製となる予定だ。