まだSUVに魂を売りたくないあなたへ VWパサート「オールトラック」=模範解答

公開 : 2017.02.21 20:00  更新 : 2017.05.29 18:56

それもそのはず、このクラスのフォルクスワーゲン・オーナーは、そこまで積極的にドライブしたいと思っていないからだ。したがって、路面からのフィードバックは少し、あるいは皆無。

乗り心地は、通常モデルのパサート・エステートに比べ、気持ちソフトで良好だ。これは、サスペンションの可動域が増えた事による恩恵である。

パサート・オールトラックの全天候性の主張を試す為に、われわれは雪の週末を試乗の機会に選んだ。雪解けが始まった道は、フォルクスワーゲンの主張を証明するのに十分な環境である。

しかし、トラクションのロスはなく、安定性を欠くこともなかったし、非常に応答性の高い特性を示した。

これらは、力強く柔軟なディーゼル・エンジンによるもので、このエンジンに関しても、高速巡航での雑音が若干気になる以外に汚点は見当たらない。

燃費は、エコ運転モードでも、リッター当たり14km以上と立派だった。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事