ポルシェ・パナメーラ「ターボ S E-ハイブリッド」が登場 V8ターボ×モーターで680ps!
公開 : 2017.02.24 11:54 更新 : 2017.06.01 00:29
第2世代のプラグイン・ハイブリッド・エンジンを搭載したパナメーラ・ターボ S E-ハイブリッドが登場した。その名の通り、ターボ・ユニットを組み合わせたハイブリッドで、そのパワーは驚きの680psだ。発売は6月からで、価格は£137,140(1,950万円)。
史上最強のハイブリッド・ポルシェ登場
ポルシェは2台目のハイブリッド・ポルシェとなるパナメーラ・ターボS E-ハイブリッドを公開した。これまでのV6のパナメーラS E-ハイブリッドの延長線にあるモデルではなく、エンジンに新たにターボS用のV8ターボを選択。これにモーターが組み合わせられる。その結果、パワーは680psと、いままでのトップ・エンドにあたるターボSの550psよりも130psも高い数値となった。また、パワーアップにもかかわらず、経済性は上がっており、NEDCテスト・サイクルで燃費は34.3km/ℓ、そしてCO2排出量は66g/kmという素晴らしい値をマークしている。
パナメーラ・モデル・ライン責任者のゲルノート・ドルナーによれば、実際の使用環境下でも39から44kmほど電力のみで走行ができ、燃費も7.8から14.2km/ℓという値を記録することができるという。
2310kgとヘビー級のボディであるが、550psを発揮する4.0ℓV8ツインターボ・ユニットと、136psのモーターは、合計して1400rpmから86.7kg-mのトルクを発生するために、パフォーマンスに不足はないはずだという。
モーターとクラッチ・パックは、4輪に駆動力を伝える8速PDKトランスミッションの中にコンパクトに収納される。
パフォーマンスは、0-100km/hが僅か3.4秒、0-200km/h加速が8.3秒、そして最高速度は310km/hという値だ。因みに、完全なEVモデルではあるが、同じく電気によるアシストを受けるライバル・モデル、テスラ・モデルS 100Dは、532ps、72.7kg-mのパワー、トルクから0-100km/h加速2.8秒というタイムを叩き出す。