ポルシェ・パナメーラ「ターボ S E-ハイブリッド」が登場 V8ターボ×モーターで680ps!

公開 : 2017.02.24 11:54  更新 : 2017.06.01 00:29

助手席チョイ乗りインプレッション

ニュルブルクリンクの旧コース、ノルドシュライフェで、このパナメーラ・ターボ S E-ハイブリッドの助手席に座ることができた。

その重さににもかかわらず、その加速には目を見張るものがある。ほんの数周のドライブであったが、その安定感の素晴らしさを感じた。

今回、ドライバーを務めてくれたのは、2010年のル・マン・ウィナーのティモ・ベルンハルトだ。彼も、今日がパナメーラ・ターボ S E-ハイブリッドのステアリングを握るのは初めてだという。

彼は、クルマの重さ自体は感じるものの、コーナーで鋭いハンドリングを示してくれることに驚いていたようだ。

僅かに下った平坦ではないコースで、激しくブレーキングする。すると、僅かにリアがもじもじとした動きを見せるが、ベルンハルトは、「安定感が半端ない」と語っている。

そして何よりも速い。ローンチ・コントロールを使えば、シャンパンのコルクが飛び出すように加速していく。頭はヘッドレストに押し付けられたままだ。

リアの乗車体験も悪いものではない。1Gのコーナリング・フォース、少ないボディ・ロール、V8のエンジン・サウンド。そしてベルンハルトのドライブで銀行強盗が現場から逃げ去るかの如きスピードが体験できた。それも、すべてが穏やかでドライバーのコントロール下にあるのが判った。

そして、310km/h、つまり1分につき3マイル(4.8km)を移動するトップ・スピードでも、想像以上にそのキャビンは静かだった。

このポルシェはハイブリッドだ。しかし、これまでのハイブリッドとは違うクルマだ。



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