最も若く、そして最初の女性英国GTウィナー、ジェイミー・チャドウィック
公開 : 2017.02.25 18:00 更新 : 2017.06.01 00:29
最終目標は世界チャンピオンになること
ジェイミーにとってのアイドルは、ル・マン24時間で勝利を収めた女性エンジニアのレーナ・ガーデだ。
「レーナはアウディで2011年に勝利を収めました。その当時、女性のエンジニアが少なかったこともあり、ものすごいインスピレーションをもらいました」と言う。
彼女はF1のグリッド上に女性がいないということについてこう語った。「50人の男性に対して、1人の女性というレーシング・ドライバーの比率ですから、F1の22のグリッドの上に女性がいるということは珍しいことなのかもしれません」
「私の最終的な夢はF1でなければなりません」と語る。「それはモータースポーツの頂点であり、誰もが目指すところです。しかし、下位チームで走るのは財政的な重圧が大きいのも事実です」と語る。
そのため、F1だけが唯一の最終目標ではないと言う。どのカテゴリーのどのクラスで将来的に走るかは未定だが、世界チャンピオンになることがひとつの目標だという。
「スポーツカー・レースかF1になるかはわかりませんが、常に上を目指すのであれば、“今” が重要なのです」と語る。
現時点では今年、2017年のシートは決まっていない。
「どのシートに座ることになろうとも、自身のドライバーとしての才能を伸ばしていきたいと思っています。GTレースはレーシング・テクニックを磨くのに役立つし、シングル・シーターのフォーミュラはエアロダイナミクスを覚えるにも役立ちます」
ジェイミーは今年、F3にチャレンジすることも考えているようだ。
例え、この10代のレーシング・ドライバーがどのシリーズに参加することになっても、彼女の動向は大きなムーブメントとなるだろう。
ジェイミーは「私はレースが好きですし、ドライブしている限り幸せです」と語った。
願わくば、Googleのイメージ検索で「girls in motorsport」と入力した時、最初にジェイミーの写真が出るようになることを望んでやまない。