スマート・フォーフォーのEV版は「あえて買うべき」? 冷静な見極めが必要なワケ
公開 : 2017.02.27 12:10 更新 : 2017.05.29 18:43
装備品は充実している。
エアコンやクルーズ・コントロール、ブルートゥース、ナビゲーションとスマート・メディアシステムの最新バージョンをタッチパネルで直観的に操作できるインフォテイメント・システムは標準装備。
インテリアは、プレミアム・コンパクトカーらしい雰囲気だ。スマートフォンと連携させれば、車外からでも充電状況のチェックやエアコンの操作が可能になる。
一方、フォーツーではあるだけマシという程度の積載スペースは、拡大されたとはいえ、それはささやかなもの。しかし、後席を倒してより大きな容量を得ることができるのは、フォーフォーならではの利点だ。
バッテリーはキャビンのフロア下に設置されるため、ガソリン車に対するパッケージングの不利はない。
気になるのは充電時間だ。先代より短縮されたとはいえ、80%のチャージまでは通常のコンセントで6時間、充電専用設備で3.5時間かかる。
しかし2018年、つまり来年には、22kWで急速充電できるようになる予定だ。買うなら、それを待つのが賢明だろう。