レンジローバー・スポーツの「ディーゼルより安いガソリン」版 いいところと悪いところは?
公開 : 2017.02.27 16:17 更新 : 2017.05.29 19:20
■「買い」か?
レンジローバー・スポーツは、われわれのお気に入りである。親しみやすいうえ野獣のように力強く、能力の幅が広い。乗るたびに新鮮な感動をもたらしてくれる。
しかし、今回のモデルはそうではなかった。確かに、ディーゼル車より低い価格設定は魅力で、セールス面ではそれなりの成功を収めるだろう。
エンジン回転を上げすぎなければ、静粛性も高い。ただし、日々さまざまな状況下で走るには、満足感や対応力でトルク豊かなディーゼルに敵わない。
個性で多少勝ったとしても、ディーゼルの経済性や実用性と引き換えにするほどではない。
これでなくては、と思わせる要素が、ほかのエンジンを積むモデルよりはるかに弱いのだ。われわれとしては、この仕様はニッチなチョイスに思えてしまう。
レンジローバー・スポーツ3.0V6スーパーチャージドHSEダイナミック
価格 | £64,400(896万円) |
全長×全幅×全高 | 4850×2073×1780mm |
最高速度 | 209km/h |
0-97km/h加速 | 6.9秒 |
燃費 | 9.5km/ℓ |
CO2排出量 | 243g/km |
乾燥重量 | 2147kg |
エンジン | V型6気筒2995ccスーパーチャージャー・ガソリン |
最高出力 | 340ps/6500rpm |
最大トルク | 45.9kg-m/3500-5000rpm |
ギアボックス | 8速オートマティック |
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