ポルシェ・マカンの対抗馬 レンジローバー・ヴェラールを正式公開

公開 : 2017.03.02 12:21  更新 : 2017.06.01 00:28

エンジンは6タイプ

ヴェラールに搭載されるエンジンは6タイプ。それぞれ8速のオートマティックが組みわせられる。

ベーシックなディーゼルは、2.0ℓ4気筒ターボのインジニウムで、180psと240psの2つのチューンが用意される。エントリー・レベルのガソリン・エンジンも2.0ℓ4気筒ターボのインジニウムで、パワーは250psだ。このガソリン・インジニウムには、今年の終わりごろまでには300psバージョンも加えられる。

V6エンジンとしては300psのディーゼルと380psのガソリンが設定される。ディーゼルはターボだが、ガソリンはスーパーチャージャーとなる。今回ヴェラールに搭載される中では、唯一ターボチャージャーではないユニットだ。この380psのガソリン・ユニットは、0-96km/h加速5.3秒のパフォーマンスを導き出す。

一方、エントリー・レベルのディーゼルは142g/kmというCO2排出量となる。

また、SVOの手によるスペシャル・バージョンも計画されているようだ。レンジローバー・スポーツSVRや、レンジローバーSVオートバイオグラフィーのようなモデルを考慮しているとマクガバンは語っている。

デザイン言語には変更なし

マクガバンは、ヴェラールのデザインに関して、「デザインのコンパクト化」を成し遂げたとしている。そして、それは、デザインとエンジニアの両方から達成されたことだという。

最もエアロダイナミクスに優れたランドローバーであるヴェラールは、内部的にそのデザインが確定してから3年経つが、初期のデザインからほとんど変更はないという。コンセプト・モデルからほとんど変更がないというのはイヴォークもそうであったようだ。

そのクーペのようなリア・スタイルではあるが、マクガバンによれば、デザイン言語には変更がなかったという。変更というよりも、それはむしろ進化だと語る。

ヴェラールには2つのトリムが用意される。スポーティなRダイナミックと、ラグジュアリーなHSEだ。更に、デビュー年である今年のみ、より豪華な装備を持つ£85,450(1,200万円)のファースト・エディションもリリースする。

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