ポルシェ・マカンの対抗馬 レンジローバー・ヴェラールを正式公開
公開 : 2017.03.02 12:21 更新 : 2017.06.01 00:28
新しいインフォテインメント・システムを装備
ヴェラールのインテリアのハイライトは、タッチ・プロ・デュオとよばれる10インチのタッチスクリーンを持つインフォテインメント・システムだ。このインフォテインメント・システムの導入でスイッチ類は最小限になる。その一方で、センター・コンソールの下部には、ギアとテレイン・レスポンス・セレクターのコントロールが収められる。チーフ・デザイナーのケビン・ストライドによれば、インテリア・デザインは、まず最初にこのタッチ・スクリーンありきで作られたという。このスクリーンにできる限りの機能を集約することが課題だったという。
ただし、センター・コンソール下部には、そのタッチ・スクリーンと反対の考え方で、より速いレスポンスが必要とされる操作系は、通常のスイッチギアで構成される。
ライバルよりも実用性は高い
価格帯的にライバルとなるBMW X4、X6や、ポルシェ・マカン、メルセデス・ベンツGLEといったモデルよりも高い実用性を持つのもヴェラールの魅力だ。ブート・スペースは673ℓで、リア・シートは40:20:40の分割可倒式だ。
ストライドによれば、例えスライディング・ルーフ装着車であっても、そのレッグ・スペース、ヘッド・ルームには余裕があるという。また、リアには電動リクライニング機構も付けられる。
数多くのトリムとカラーがヴェラールには用意される。本革をすべて除去し、そのかわりに高級なテキスタイルで飾られるというトリムも設定されている。
技術的なハイライトは、レーザー・スポットライト、ステアリングに付けられたタッチ・パッド、アクティブ・リア・ロッキングe-ディファレンシャル、テールゲート・ジェスチャー・コントロール・オープン機能など。
トルク・ベクタリングはすべてのモデルに標準で、サスペンションはフロントがダブル・ウィッシュボーン、リアがインテグラル・リンクという構成。
エア・スプリングはV6モデルに標準。4気筒モデルではオプションとなる。
サスペンションを固くし、スロットル・レスポンスを向上し、パワー・ステアリングのアシストを減少させるコンフィグラブル・ダイナミクスは、ファースト・エディションでは標準、そしてその他のモデルにオプションとなる。