ポルシェ・パナメーラのエステート・モデル、パナメーラ・スポーツ・ツーリスモを公開
公開 : 2017.03.02 19:19 更新 : 2017.06.01 00:28
ポルシェの価値観は変わることがない
「パナメーラ・スポーツ・ツーリスモは、ポルシェとしても新しい市場に踏み入ることになる試みだ。しかし、ポルシェの価値観はかわることがない」とポルシェのデザイン・オペレーションの責任者、マイケル・マウアは語っている。
全高は5049mm、全幅1937mm、全高が1428mmで、第2世代の通常のパナメーラよりも5mmほど全高が高い。しかし、そのホイールベースは、通常のパナメーラと同じ2950mmだ。
スポーツ・ツーリスモは、ポルシェにとって初のリアが3シーターのクルマでもある。とは言え、リア・シートは2つの独立したスペースの間に、少しばかり高くなった最小限の3座目がレイアウトされるもので、センタートンネルもあるため、子供がすわるのがやっとだと思われる。それでも、ルーフの高さが5mmほど高くなったため、リアの乗員のスペースも改善され、乗降も楽になったとポルシェではコメントしている。
ブート・スペースは、520ℓと通常のパナメーラよりも20ℓほど大きい。また、E-ハイブリッド・スポーツ・ツーリスモは425ℓだ。リア・シートは40:20:40の可倒分割式で、リア・シートを折りたためば1,390ℓのブート・スペースが出現する。
ラゲッジ・コンパートメント・マネジメント・システムが、ポルシェの長いオプション・リストのひとつに加えられた。これは、トランクに4つの固定用ポイントと、ラゲッジ・ネットが装備されるものだ。
スポーツ・ツーリスモは、デビュー時には5つのエンジンがラインナップされる。パナメーラ4、パナメーラ4S、パナメーラ4Sディーゼル、パナメーラ4 E-ハイブリッド、パナメーラ・ターボだ。
パナメーラ4は330psの3.0ℓV6ターボ、パナメーラ4Sは410psの2.9ℓV6ツインターボ、パナメーラ・ターボが550psの4.0ℓV8ターボ、パナメーラ4Sディーゼルが422psの4.0ℓV8ターボ・ディーゼル、そしてパナメーラ4 E-ハイブリッドは462psの2.9ℓV6ターボとモーターのハイブリッドとなる。
価格は、パナメーラ4の€97,557(1,170万円)から、パナメーラ・ターボの€158,604(2,220万円)までと発表されている。