フェイスリフトしたスバルBRZ 知りたいのは「86? BRZ? どっち?」
公開 : 2017.03.02 18:39 更新 : 2017.05.29 18:41
■どんな感じ?
直線の加速性能の向上を切望していた向きには残念な知らせだ。
スバルは(そしてトヨタも)エンジン性能に関しては手を付けていない。つまり、このクルマの2.0ℓ4気筒ボクサー・エンジンは、以前と同じ200psと20.8kg-mを発する。
しかし、エンジン・ブロックの剛性を高め、ロッカー・アームを軽量化し、カム・シャフトの摩擦を低減した結果、メーカーによれば、多少の排出量の改善が図られたようだ。
変わらないことと言えば、このエンジンのパフォーマンスを引き出したいのなら、鞭を入れて回転させる必要があるということだ。
その過程で、俊敏なギア・チェンジ、華麗な足裁き、そして高いコーナリング・スピードが必要とされる。ちなみに、最大トルクは6400rpmという高回転域で発生される。
残念ながら、4100rpmでみられたトルクの落ち込みは改善されていないが、スポーツ・ドライビングに徹する時、5000rpm以下へ回転を落とすことはほとんどないこともまた事実である。
コーナーこそBRZが眩しく輝く場所である。