W213型Eクラス最後のボディ・スタイル、メルセデス・ベンツEクラス・カブリオレを公開

公開 : 2017.03.02 19:06  更新 : 2017.06.01 00:28

ジュネーブ・モーターショー直前に、メルセデス・ベンツEクラス・カブリオレが公開された。高張力鋼板と鋳造アルミニウムを多用したボディ・ストラクチャーを採用した高いボディ剛性がウリの1台だ。

高剛性と軽量化を両立

メルセデス・ベンツEクラスの2ドア4シーター・ドロップ・ヘッド・モデル、Eクラス・カブリオレが公開された。そのデザインは、Sクラス・カブリオレやCクラス・カブリオレと同じ手法が採用されたもの。

7年振りのフル・モデルチェンジとなるが、先代から引き継がれたものはなく、ほぼ一新されたモデルとなる。

その開発の鍵は、高張力鋼板と鋳造アルミニウムを多用したボディ・ストラクチャーで、Eクラス・クーペとほぼ同等のボディ剛性が確保されているのが特徴。また、軽量化のために、フェンダー、ボンネット、トランクはアルミニウム製となる。

そのデザインは、メルセデス・ベンツのデザイン責任者、ゴードン・ワーグナーによるもの。テーマは「時間を超越したビジュアル」であるという。

そのファブリック製のルーフは、ブラウン、ブルー、レッド、ブラックの4色が用意される。そしてそのルーフは50km/h以下であれば走行中でも開閉が可能。開閉に必要な時間は20秒だ。幌が上げた状態では385ℓ、幌をしまった状態d310ℓというのがトランク・スペースだ。また、リアのシートは50:50の可倒式で、ゴルフ・バッグのような長いものも収納が可能。

MRAプラットフォームを採用するボディは、全長4862mm、全幅1860mm、そして全高が1428mmだ。旧モデルに較べると、123mm長く、74mm広く、30mm高い。ホイールベースは113mm拡大された2873mmだ。

インテリア、装備、エンジンはEクラス・クーペと同一

インテリア、装備に関しては基本的にEクラス・クーペと共通になる。8.4インチのインフォテインメント・システムを備え、サルーンにも採用される12.3インチ・ディスプレイもオプションで設定される。

エンジンについてもEクラス・クーペと同じラインナップ。183psから333psまでのガソリンおよびディーゼルがラインナップされる。ガソリンは、E200に183psの2.0ℓ4気筒ターボ、E300に245psの2.0ℓ4気筒ターボ、E400 4Maticには333psの3.0ℓV6ツインターボという構成。ディーゼルはE220dに194psの2.0ℓ4気筒ターボが搭載される。

すべてのモデルに9速オートマティックが組み合わせられ、E400 4Maticがその名の通り4WDとなる。



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